【ドラゴンクエスト11発売記念】スマホ版ドラクエ5をネタバレありでオススメする理由。

ゲーム

ファン待望のドラゴンクエスト最新作がついに!

2017年7月29日(土)ドラゴンクエストの最新作、「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」が発売されました。

一作目の発売から今年で30周年

ロールプレイングゲームというジャンルを日本中のゲームファンに浸透させたと言っても過言ではない人気シリーズ。

秋葉原では発売当日に行列が出来ていたという、昔からドラクエを知る方々にはちょっとうれしいニュースもありました。
ダウンロード販売やネット通販の普及により、そういう風景は薄れていくのだろうと勝手に思い込んでいたので、個人的にはグッときてしまいました。

今作はハードで遊び方も違うドラクエ

ファミコン、スーパーファミコン、PS、3DSと様々なハードで発売されてきましたが、最新作ではPS4と3DSで発売。

グラフィックが全く異なる形で複数ハードで発売という凄ワザ(開発者泣かせ?)を見せてくれました。

PS4版ではその性能を活かした綺麗なグラフィックを前面に押し出しており、3DS版では昔ながらのドット+ドラクエ リメイク版、ドラクエ9を彷彿させる3Dグラフィックと携帯ゲーム機ならではの「すれ違い通信」で遊ぶ機能が。
昔ながらのファンは3DS版の方に興味をそそられてしまうかもしれませんね。(私がまさにそうでした。。。)

ドラゴンクエスト5をオススメしたい理由の前に

さて、最新作の「ドラゴンクエスト11」はまだ未プレイなので語れませんが、私のドラクエ熱を語る上で欠かせないドラクエシリーズが「ドラゴンクエスト5 天空の花嫁」なのです。

※今回の記事は結構なネタバレをしながらの記事なので、そういうのがお嫌いな方は是非プレイ後(クリアまで20時間くらい?)にまたこの記事を読んで頂ければと思います。未プレイだけどネタバレOKという方はどうぞ。

ドラクエ5はドラクエ史上最も悲劇なストーリー

数あるドラゴンクエストの中でも「ドラゴンクエスト5」はストーリー展開がかなりハードな展開なのです。

ざっとそのポイントを挙げていくと

  • 主人公はグランバニアという王国の王子として生まれるも、お母さん(マーサ)とすぐに生き別れに
  • 国王という身分を隠して一緒に旅をしていたお父さん(パパス)が、
    ラインハット王子誘拐事件のボスキャラ戦闘の際に息子(主人公)を人質に取られ、
    そのまま抵抗ができないまま殺されてしまう。
  • 主人公は敵組織の施設に送り込まれて奴隷として10年を過ごす。
  • 脱獄した後、幼少時に一緒に冒険をしたビアンカ(フローラの選択肢は・・)と結婚する。
  • 結婚後、グランバニア王国へたどり着く一行。グランバニアの王になる主人公、そしてビアンカの妊娠、出産。
  • 主人公に双子(男の子、女の子)が生まれてすぐにビアンカが誘拐される。
  • ビアンカを取り戻そうとして、ボスに戦いを挑むも主人公夫婦は石化(石像)させられてしまう。
    石像になった主人公夫婦は石像として盗賊に盗まれ、オークションで売り出される。
  • 石像になって数年後(8年)、長年主人公の行方を捜していた召使サンチョと主人公の息子&娘が石化を治してくれる。
  • 昔懐かしい奴隷で働かされた所が立派な神殿に。ビアンカの石像はそんなところに。
    ボス退治後、めでたく石化解除。
    お母さん(ビアンカ)と初めて対面する息子と娘。お父さん(主人公)の時には無かったけど、そりゃ泣くよね。
  • 主人公のお母さん(マーサ)を探す + 世界を救う為、主人公家族そろって大魔王退治に魔界へ旅立つ。
  • ついに再開した主人公とお母さん(マーサ)だったが、大魔王を封印しようとするが力及ばずに死んでしまう。
  • 主人公が歩んだ10数年の恨みを大魔王にぶつけ、大魔王をボコボコに。
  • 世界を脅かしていた大魔王を主人公一行が倒し、世界には平穏が訪れる。
    主人公はグランバニアの王として家族そろって幸せに過ごしましたとさ。めでたしめでたし。

最後の一文が無いと救いようの無いハードな展開。悲劇の連続です。

当時中学生だった私にはこの悲劇さがあまり実感がわかなかったのか、あまり鮮明に記憶していなかったのですが、
スマホ版の「ドラゴンクエスト5」を遊んでこの悲劇っぷりを再認識した次第です。

家族の絆は深かった

主人公のお父さん(パパス)の力強さにしびれ、お母さん(マーサ)の愛に守られ、
妻(ビアンカ)の献身な支え、愛すべき我が子達(双子の息子と娘)に救われる。

主人公を襲う悲劇の数々。しかし、ある時は父の為、妻の為、子供達の為、母の為、と家族の絆が主人公に力を与えます。


クリア後のエンディングで踊る主人公と妻ビアンカ、グランバニアの人々。そして、どこからともなく聞こえるパパスとマーサの会話が。

「見てください あなた。子供たちの あの幸せそうな顔を。」
「私たちの子供は 私たちがかなえられなかった夢をかなえてくれたようだ。」

子供達はいつの間にか親へと成長し、また子供たちに受け継いでいく。

かつて「ドラゴンクエスト」をファミコン、スーパーファミコンで遊んだ人達が、また新しい「ドラゴンクエスト」を生み出してくれている。そんなところにも世代を超えた継承があったりと深いですね。

人生を追体験できるRPGは中々ないと思うので、この「ドラゴンクエスト5」の悲劇と感動をぜひ味わって頂きたいです。

コメント