いきなり配信開始という斬新な手法で公開された「クローバーフィールド・パラドックス」
『クローバーフィールド・パラドックス』予告編 【Youtube Netflix公式チャンネルより】
これまでもプロモーションをうまく活用してきた「クローバーフィールド」シリーズ。その最新作が2/5全世界で同時配信されました。
第一作である「クローバーフィールド/HAKAISHA」が公開されたのは2008年。早いもので今年でちょうど10年が経過するのですね。
予告編でも遠くに見える自由の女神の首がスっ飛んで来たり、正体不明の何かに追われて逃げ惑う人々の映像のみを編集された予告編がたちまち話題となり日本でもヒットしました。
あまり映画を観ない友人に「今まで見た映画で一番面白かった(2008年当時談)」と言わせた作品で個人的にも印象に残っています。当時そこまで面白い?とツッコみを入れたかったのですが、人それぞれの趣向なので何も言いませんでした。
2016年には続編と思わせるタイトルで「10クローバーフィールド・レーン」も公開。
前作との関連性も所々で感じさせる点もありますが、登場してくるアレの形状が違う?感じもしました。
作品ではそこまで多く語られていないので明確な繋がりはイマイチな感もあります。
火炎瓶で敵を倒し、他の戦地へ赴く姿はターミネーター2のサラ・コナー状態でした。
そして、今作「クローバーフィールド・パラドックス」ですが、Netflixでの配信となっています。
今作の舞台は宇宙
地球上ではエネルギー不足が深刻になってきた為、新しいエネルギー開発を世界各国のエンジニアを集めた宇宙ステーションで行っており、大型の粒子加速器を使って、電力を地球に供給しようとするのですが・・・。
装置はうまく作動せず、時間はあっという間に過ぎていき・・・諦めかけた時、ついに装置が作動。
だが、エラーが発生し装置は途中で停止。地球との通信も出来ず、宇宙ステーションの外に見えていた「地球」が姿を消す・・・。
その後装置の問題が発生した原因や今まで見えていた地球がなぜ姿を消したのか?などを調べていくが、乗組員の周りでも異常な事が次々と発生していき・・・。
といった具合です。
個人的な押しポイント
色んなSF映画の要素が混ざり合っている感じが最高です。
舞台が宇宙ということでSF要素は強いですが、
後半に主人公がある判断を下しますが自分の人生を見つめて、画面に向かって語りかけるシーンは胸を熱くさせます。極限状態ながら「本当に必要だったこと」をある人物に託します。
また、今回の宇宙ステーション内で起きた事件が、どうやらこれまでの「クローバーフィールド」作品との関連がある模様です。
宇宙ステーションのクルーが地球で放送されているテレビを見ているシーンがありますが、「今回のエネルギー開発が強力過ぎて次元の膜を破り、見たこともないモンスターを生み出す危険性が・・・」と唱えている科学者?らしき人物が登場します。
そして、宇宙ステーションでの問題発生後の地球も描かれているのがポイントです。
通信が途絶えてから地上では爆発などが相次ぎ、ロシアの攻撃か?と言われていたり、瓦礫となった建物の煙に映りこむ巨影と音など。
こういう繋がりが具体的に見えてくるとより作品が楽しめますね。
まとめ
今作に続く次作が予定されているようなのでこれはさらに楽しみです。
これまで謎だった点が少しずつ解明されてきましたので、更なる謎の解明が今後明かされることに期待大です。
今回のように次作もNETFLIXなのでしょうか?いずれにしても今回のように予告なしでドン!と配信開始とかまた楽しみにしておきます。
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