【ネタバレあり】スター・ウォーズ/最後のジェダイ 鑑賞レポート 後篇

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「最後のジェダイ」という意味深なサブタイは


【ネタバレあり】スター・ウォーズ/最後のジェダイ 鑑賞レポート 前篇に続く記事です。

さてさて、前回では前半~中盤までのあらすじをまとめさせて頂きましたが、
今回は後篇のポイントと良かった点などをまとめさせて頂こうと思います。

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「最後のジェダイ」の後半をズバっと大味に・・・

最後のジェダイ後半ですが、EP5~EP6の要素を盛り込んでいるシーンが所々に感じられます。

見事に敵艦に乗り込むフィンとローズ。そして、目標の装置まであと一歩という所でDJの裏切りによってキャプテン・ファズマ率いる敵部隊に捕まってしまう。
キャプテン・ファズマってすごい強そうなキャラなのに、見所がイマイチというかなんというか・・・。
旧作に出てきた人気キャラの「ボバ・フェット」的な立ち回りですね。重要なポジションなのか、そうじゃないのかパッとしませんでした。

時同じくして、ファルコン号から単独脱出ポッドに乗り込んで敵艦に潜入したレイでしたが、到着した途端にレンが手錠を持ってお出迎え(手錠を持っていたのは兵士)
こんな簡単に敵艦に入れるなら敵シールドの暗号を解除する人いらなかったんじゃないの?疑惑が出てきます。
フィンとローズの活躍を台無しにしてしまうフォースの力(潜入スキル)がチート級だった事にしております。

最高指導者スノークの元へと連れて行かれるレイ。その強大なフォースの力でおもちゃのように振りわされてしまう。
ルーク・スカイウォーカーの居場所について尋問されますが、必死の力で抵抗するレイ。
だが、その力の差は歴然。
スノークの元に渡ったライトセーバーを取り戻そうとフォースの力を使いますが、スノークの力によってライトセーバーを頭にぶつけられたりと散々な目に。



そして、レンにレイを殺すように指示を出します。
レンの心の内を全て読んでいると言っていたスノークは、手元に置いてあるレイのライトセーバーの向きを少しずつズラしてスイッチを押すというレンのフォースの力は読むことが出来ていないのでした。
そのままスノークの腰元を貫く青いライトセーバーの光。そのまま手元にライトセーバーを引き寄せると腹部も貫通をしてスノークのお腹バッサリ。
周りに居た真紅の兵士達もビックリのレンの反逆でした。
あれだけ心の内を読んでいるとか言いながらあっさり死んでいったスノークでしたが、シスの方々は最後の油断で死ぬパターン多いですね。大体の悪役に当てはまるのかもしれませんが・・・。

周りの敵兵ロイヤルガード?と言われる真紅の兵士たちが強い。ライトセーバーを振るうレンとレイ2人対複数人の敵兵。
ソウルキャリバーに出てきそうな鞭型の武器やら、槍とか全部に電気ビリビリ流れている武器を振り回しておりました。
前作でもフィンとストームトルーパーのライトセーバーvs電気ビリビリ武器シーンの対決シーンがありましたが、
あのシーンをさらにバージョンアップさせておりました。
フォースの使い手でも苦戦する戦いのプロ。なぜか飛び道具を使わない武士道を持った敵達ですが、若きフォースの使い手2人に善戦するもライトセーバーでバッサバッサと倒されてしまいます。
スノークに立てつくそぶりを見せると瞬時に武器を構えたりして、スノークLOVEなロイヤルガード達でしたが、彼らの数をもう少し増やしていれば戦況変わったかもしれませんね。

最後はライトサイドに戻ったかと思われたレンの行動でしたが、すべては自分の手中にファーストオーダーの力を収め、その力で全てを支配する野望の為だとレイの言葉を聞き入れない。
ハン・ソロを自分の手で殺した罪の重さや、レイアへの攻撃を躊躇するなど家族への愛を感じさせるレンの行動だったが、本当にダークサイドに染まってしまったのだろうか。



最後はレンのライトセーバーをフォースの力で取り合うという「フォースの覚醒」でも見せたシーン。
しかし、今回の力は拮抗しており・・・レイとレンの引き合う力によりライトセーバーが真っ二つになり爆発を起こしてしまう。

これまでライトセーバーの中身が丸見えというシーンは無かったように思いますが、設定資料などにあったライトセーバーの光の剣を生成しているカイバー・クリスタルが丸見えになっておりました。
ローグ・ワンでもこのクリスタルについては言及されるシーンがちょっとだけありましたね。

「ジェダイの帰還」でのルークのように次作エピソード9ではレイ特製のライトセーバーが登場する可能性大ですね。

シーンは変わり、ファーストオーダー艦隊の攻撃が遂にレジスタンス軍の射程に収まってしまう。
フィンとローズの作戦を遂行するために、レジスタンス艦の指揮権を武力で乗っ取ったポーだったが、
意識を取り戻したレイアのショックガンによりその行動を制止させられる。
レジスタンス軍は当初の予定通り複数の小型艇で基地がある惑星への退避を開始する。
そんな基地があったなら最初にそのように計画を話しておけば良かっただろう!
フィンとローズの作成が台無し。ポーの行動も無駄骨。
レジスタンス軍もいっぱいいっぱいだったということにしておきます。
それでもみんな命をかけて戦っているのだから、そういう大事な話は全員にしておくべきかなと。
敵が紛れ込んでいる可能性も考慮してというのであればまだわかりますが。

ただ、この惑星に小型艇で逃げ込むという作戦も全てフィンとローズの横で聞いていたDJのタレこみでファーストオーダーにバレバレ状態。
全てが裏目に出てしまう大ピンチ。

しかし、ここでレジスタンス機にただ一人残って最後の舵取りをしていたホルドー中将は、惑星へ向けて移動している小型艇への攻撃を開始したファーストオーダー艦に進行方向を変えてハイパードライブを始動。

ワープの推進力を生かしたレジスタンス機の体当たり特攻を仕掛けます。

捕まったフィンとローズの処刑がまさに今行われようとしているタイミングで
前述のライトセーバーのように真っ二つに割れるファーストオーダー艦。



燃え盛る艦の中で意識を取り戻したフィンはローズと共に脱出を開始。
しかし、敵兵に再び囲まれるフィンとローズの元へ一機のAT-STが砲撃をしながら近づいてくる。
その砲撃の先は敵兵。コクピットにはBB-8が乗り込んでいた。素晴らしい仕事っぷりだ。

そして、キャプテン・ファズマが登場。フィンは電撃トンファーを片手にファズマの電撃槍?との肉弾戦に。
ローズの援護射撃も全く意味をなさないファズマの装甲。
ファズマの攻撃で崩れつつある足場に落ちた万事休すかと思われたフィンだったが、
バック・トゥ・ザ・フューチャーパート2のマーティが見せたような登場の仕方で、ファズマに攻撃を一閃。
フェイス部分割れで目を見開くファズマ。ジェットマンの凱や仮面ライダー剣のダディをふと思い出す。

そのまま崩れゆく足場に落ちていくファズマ。カッコいいのに残念キャラの定番は穴に落ちて死亡するのがパターンなのか。

敵機を奪って脱出するフィンとローズ。
ウユニ塩湖のような塩で地面が覆われた惑星の旧型基地へ逃げ込んだレジスタンスは救援信号を発信しますが、増援は期待できそうにないという状況。
そして、前面の大型の扉しか出入りが出来ないという旧型基地の構造。前もって調べておかないからこういうことに・・・。
ファーストオーダー軍からぎりぎりの追撃を避けてフィンとローズが乗った敵機が旧型基地に突っ込む。
敵機体が基地に突入してきたということで攻撃態勢になったが、何とかフィンとローズが手を挙げて登場し、再会を喜ぶポー。

レン率いるファーストオーダー軍がAT-ATのような大型陸上部隊を引き連れ基地への総攻撃を始める。
旧型基地に残っていたわずかな弾薬や旧式の兵器で立ち向かうレジスタンス軍。



レジスタンス軍の基地を守る唯一の防護壁を破壊する為の大型兵器が投入され、レジスタンス軍は圧倒的な不利という戦況に。
唯一の援軍として登場したレイとチューバッカ、ポーグが乗り込んでいるファルコン号が空の敵をひきつけるが、地上部隊の猛攻に迎撃されていくレジスタンスの旧式戦闘機。
攻撃を止める手立てがなく、フィンは旧式戦闘機で防護壁を貫通する威力を持った敵攻撃機への特攻を試みるも、ローズが操縦する戦闘機の体当たりによってフィンは一命を取り留める。ただ、ローズも重傷を負ってしまう。

フィンの捨て身の特攻をしなかった為、基地の防護壁に穴をあける攻撃が命中。
意識が朦朧としているローズに何故こんなことを?と問うフィン。愛する人を守る為だと言ってフィンにキスをした後、気を失うローズ。コックピットからローズを担ぎ基地に急ぐフィン。

そんな最中、レジスタンスの基地内に1人の人影が。それはなんとルーク・スカイウォーカー。
ルークはレイアに声をかけようとするが、「何も言わなくて良い」と制止するレイア。ファルコン号で見つけていたハン・ソロが持っていたアクセサリーを渡すと何も言わず、C3POとの再会もつかの間、ウィンクをしてその場を去っていく。

レジスタンス軍が絶体絶命の中、防護壁から単身外へ身を乗り出すルーク。伝説のジェダイナイト・ルークが時間を稼いでくれることを察した基地に到着したフィンとローズ、ポー達ら残ったレジスタンス軍は基地からの脱出方法を模索することに。

ルークはAT-ATが何機も立ち並ぶ戦線へ一人立ち向かう。その姿を見つけたレンは一斉砲撃を命令。
一斉射撃を受けるルーク。その無数の銃撃に赤い煙が立ち上る。
しかし、その赤い煙の中から何食わぬ顔をして出てくるルーク。その姿は全くの無傷でレンへのサインのように手を振るルーク。



砲撃に拳を握っていたレンは自分の合図まで手を出すなと指示し、罠だという声も無視してルークとの決闘へ向かう。
ライトセーバーを構えるもレンの攻撃をかわして会話を続けるルーク。
そして「最後のジェダイは私ではない」と一言。レンのライトセーバーをその体で受けるルーク。
しかし、その斬撃を受けたルークはそのまま立っていた。
レンは手ごたえが無かったのをおかしく思い、立ち尽くしているルークにライトセーバーを突き刺す。
レンと対峙していたルークはフォースで作りだした幻影でその場にいなかったのだった。
かつての師の術中にはまっていたレンは悔しさからかその場で叫ぶ。

ルークが囮になっている間に、レイア、ポー、フィン達レジスタンス軍は惑星に住んでいたポケモンのような動物から抜け道のヒントを得て、基地から抜け出す別の道を見つける。
だが、小さな動物なら抜ける道でも人は通り抜けられるルートでは無かった。
ファルコン号からレイは外に動物が抜け出してくる所を見つけ、着陸し駆け寄るが無数の岩にふさがれていた。
レイはフォースの力で岩を持ち上げ、ついにフィンらレジスタンスの面々と久々の再会をする。

レイにフォースの力を説いた場所で座禅を組んで汗だくになっているルーク。
そのまま力を使い果たしてしまったように海の彼方に落ちつつある2つの夕日を見つめています。
その姿はかつてタトゥイーンで反乱軍パイロットに憧れていた青年時代に夕日を見つめていた時と重なります。
そして目をつぶるとルークの姿は消えてしまいます。纏っていたジェダイのマントはその場に落ちていきます。

ヨーダが最後すっと消えていったように、オビワンと同じようにルークもまた同じような存在になったのでしょう。
それを遠くで悟ったレイとレイア。ファルコン号の中で初めて対面するポーとレイ。ローズの容体を見守るフィン。
レジスタンス軍の反撃はここからどのような展開を見せるのでしょうか?

また、フィンとローズが訪れた惑星ではレジスタンス軍の出来事を会話する子供たちの姿が。
その一人は箒を手に取り星空の宇宙を眺めています。その指にはローズから受け取ったであろう反乱軍マークの指輪が。

「スターウォーズ / エピソード8 最後のジェダイ」はこうして幕を閉じます。

ここが良かった!


・レイアのフォースパワー全開
・ライトセーバー vs ロイヤルガード
・ヨーダの登場
・ルーク vs レン

ここがイマイチ

・意外とあっさり死ぬスノーク
・残念なキャプテン・ファズマ
・終始戦略の無いレンの行動

全体的な感想


三部作の中間ということで「フォースの覚醒」の物語を引き継ぎながら、最終作につなげるという重要な位置付けの作品。
まだレイの出生の秘密などは明らかにされていませんが、酒代に奴隷として売られてしまったというようなセリフがレンの口から語られています。これはまた次作に持越しされる模様です。

レイはルークへの敬意がありそうで無いような行動を見せますが、ジェダイの資質、フォースの力はあのヨーダが認めている程だということ。
ルークはレンの事件から頑固じじいになっている感もありましたが、最後はきっちりと自分の仕事をしてくれました。
最後登場したシーンで姿が少し若返っている?と思ったのはフォースの力で映し出した姿だったからなのですね。
レイが見たルークではなく、カイロ・レンがいつも見ていたルークの姿だった訳です。
そして、オビワンやヨーダのように姿を消すという最後をとげたルークですが、次回作にもレイへの助言の為登場してくれそうですね。
今作きっかけでローズとフィンのロマンスが少し生まれましたが、これまたいかに?

スノークがあっさりレンに殺されてしまうのは何ともでしたが、結局スノークって何だったの?的な存在になっちゃいましたね。
実は影武者的な存在 or クローンでした という展開で次作に復活をして出てきたりするのでしょうか。

「ジェダイの帰還」のように皇帝の攻撃を受けているルークの必死の叫びから我を取り戻すダースベイダー的な感じではなかったのと、あれだけ心は読めていると言いながらライトセーバー回転させてスイッチオン作戦は見破れなかったのか?という点が不満点です。それだけレンのフォースの力が上回っていたということも考えられますが・・・。

ルークが巨大兵器に忽然と立ち向かい、なおかつ総攻撃を受けたにも関わらず無傷で登場するシーンはシビれました。
島ではあまり良い所が無かったルークですが、さすが伝説のジェダイナイトでした。

ここからどのようにファーストオーダー軍に立ち向かうのか非常に気になりますが、あと2年待ちましょう。

今回1番良かったと思う点は前作のような終わり方をしなかった点ですね。
フォースの覚醒」ではレイがルークにライトセーバーを渡すシーンで終わるという超絶続きが気になる終わり方でしたが、
今作「最後のジェダイ」ももしかしたらここで終わる?的なシーンがありそうだったので、頼むからもう少し見せてくれ!と願いながら後半シーンを見ていたのは確かです。
今作はそれが無かったので安心して2年待てます!

スター・ウォーズ過去作全部見れます
スター・ウォーズを観るなら<U-NEXT>

まとめ


次作「スター・ウォーズ/エピソード9 (原題)」はまだサブタイトルも決まっておりませんが、
現在時点で全米公開日は2019年5月24日と公開日だけは決定済!!

さぁ、どのような物語の完結を見せるのでしょうか?
レンはライトサイドに戻ることが出来るのか?
2年後まで楽しみに待っています!

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